学生・社会人問わず知名度が高い「TOEIC Listening & Reading TEST」ですが、 どのようなテストかご存じでしょうか?
「聞いたことあるけど、よく知らない...」
「今度初めて受けるけど、詳細はわからない...」
「TOEICってなぜ人気があるの?」
TOEICを受けられたことがない方、これから初めて受験する方のために、 試験の概要や人気の理由を解説していきます。
それでは、解説していきます。
TOEIC L&Rの基礎知識
TOEIC L&Rは、「聞く・読む」という2つの英語力を測定するテストです。
1979年12月に第1回目がスタートし、札幌・東京・愛知・大阪・福岡で実施されました。
当時の受験者数は、約3,000人のみだったそうです。
日本のグローバル化が進むにつれて、受験者数も急激に増えていき、 1990年度では33万人/年、2000年度では100万人/年に達しました。 そして、2020年度では、153万人/年が受験しております。
では、テストの詳細について、詳しく説明していきます。
試験日程
TOEICは年10回(1・3・4・5・6・7・9・10・11・12月)全国約80都市で実施
申し込み方法
インターネット、コンビニ端末
試験内容
試験は、リスニング・セクションとリーディング・セクションの 2つに分かれており、問題数は合計200問の試験時間は2時間となります。
テストの問題構成
リスニング・セクションは45分間で、Part 1〜4までの問題数100問。
リーディング・セクションは75分間で、Part 5〜7までの100問。
テスト結果
990点満点(Reading 495点満点、Listening 495点満点)
受験料
受験料は7,810円(税込)
以上、テストの概要となります。
試験は定期的に実施されているので、比較的受験しやすくなっており、 継続して英語学習をするきっかけになります。
また、合否ではなく、スコアとして結果が出るため、 次回はさらにいいスコアを目指すなど、モチベーションを維持しやすくなっております。
学生から社会人まで幅広く認知されているTOEICですが、なぜ人気なのでしょうか?
TOEICが人気の理由
結論から言いますと、人気の理由としては、3つあります。
TOEICはすでに300回以上実施されている試験です。
数多くの実績があるのには、理由があります。
下記で、詳しく説明していきます。
人気の理由①:認知度が高いため、英語力をアピールしやすい
理由の一つ目としては、就職や転職時に英語力を数字でアピールできる点になります。
多くの企業では、採用活動や人事評価にTOEICを取り入れております。
英語の資格として、IELSやTOEFL、英検がありますが、 社会的な認知度が比較的低いため、英語力としてアピールしにくいのが事実です。
英語スキルをアピールするのであれば、990点満点中600点は取得しておきましょう。
600点レベルでは、日常会話に支障がなく、ビジネスでも英語を活用できるとされています。
外資系の企業や国際部門などを志望するのであれば、商談ができるレベルとされている800点以上を推奨しております。
人気の理由②:実践的なビジネス英語を学ぶことができる
TOEICは、日常生活やビジネスにおける実践的な英語でのコミュニケーション能力を測定することを 目的として作成されているテストです。
TOEICのテスト自体がビジネス英語を学ぶ上で、優秀な教材となります。
リーディング・セクションでは、出題されるメール文書や広告などの中には、 実際のビジネスシーンで活用されている単語や表現などが数多く含まれています。
リーディング・セクションにおいても、アメリカ英語やイギリス英語など、 さまざまなアクセントの音声が含まれております。
そのため、TOEICのスコアアップのために勉強することは、ビジネス英語力の向上にもつながるのです。
人気の理由③:英語学習のモチベーションになる
英語を習得する上で、モチベーションを高く保つことが大切です。
モチベーションを高く保ち続けることができれば、継続して学習することができます。
TOEICでは、毎回スコアが結果として出てきます。
定期的に受験が可能なため、「次は何点目指そう」、「次の試験までにテキストを何回やろう」という 具体的な短期目標と期限を設定できるので、英語学習を頑張れるきっかけになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
TOEICの概要と人気の理由をまとめました。
人気があるには、それ相応の理由があります。
資格として、TOEICはおすすめの一つと言えます。
受けたことがない方は、一度受験してみてはいかがでしょうか。